沖縄は日本の縮図と言われます。憲法改正が議論される今、その憲法は私たちの権利や自由をきちんと守っているのか、憲法の基本である国の勝手を許さないための規範として、いまの憲法はきちんと機能しているのか、憲法が変わるとしたら、それらはどういう影響を受けるのか――こうした憲法改正論議の根底にある命題を、沖縄から考えてみたいと思います。
前泊氏は著書で、憲法より日米地位協定なかんずく日米安保条約が優越している現実こそ、いまの日本をいびつにしているし、その問題が日常的に顕在化しているのが沖縄であると鋭く指摘されています。当日は、日米地位協定を読みとくことで、いまの日本の状況、日本が拠って立つ日米関係を語っていただく予定です。
* 前泊氏の講演の前に、施政下の沖縄における人権擁護活動に尽力された海野普吉弁護士の足跡についてのショートトークがあります。
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概要
- 日時: 2018年5月26日(土)14:30~17:00(受付開始14:15)
- 場所: 専修大学神田キャンパス 5号館7階571教室(千代田区神田神保町3-8)
- 資料代: 500円(事前申込不要)
- 講師: 前泊 博盛 氏(沖縄国際大学大学院教授)
【前泊氏プロフィール】
琉球新報記者時代に、連載「子供たちの赤信号~学校保健室はいま」でアップジヨン医学記事賞特別賞。「国家機密法と沖縄」で日本ジャーナリスト会議(JCJ)賞(取材班)。外務省機密文書のスクープと日米地位協定改定キャンペーン記事「検証 地位協定~不平等の源流」で、第4回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞・日本ジャーナリスト会議(JCJ)大賞・日本新聞労働組合ジャーナリズム大賞特別賞。
著書に、『もっと知りたい!本当の沖縄』岩波ブックレット、『沖縄と米軍基地』角川書店、『本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」』創元社など。
アクセス
専修大学神田キャンパスへのアクセスは下記のURLからご確認ください。(専修大学HPより)
http://www.senshu-u.ac.jp/univguide/profile/campus.html
- 水道橋駅(JR)西口より徒歩7分
- 九段下駅(地下鉄/東西線, 都営新宿線,半蔵門線)出口5より徒歩3分
- 神保町駅(地下鉄/都営三田線, 都営新宿線,半蔵門線)出口A2より徒歩3分