本当のことを伝えない日本のメディア~前New York Times東京支局長が語る~

日時 6月1日(水) 18:30~20:30(18:15より受付開始)
会場 中央大学駿河台記念館670教室
講師 マーティン・ファクラー氏(前New York Times東京支局長)

※参加費無料、申込不要

日本駐在の外国人特派員は、これまで何十年も、「記者クラブ」制度やメディア本来の役割である「政権監視」を制限する日本のメディア慣行を批判してきました。
自民党や安倍政権は、公式・非公式に圧力を強めてきています。たとえば、昨年には、メディアの幹部を呼んで非公開の場で「事情聴取」をし、あるいは報道内容を理由に「厳重注意」を行いました。今年2月には、高市総務大臣が、政治的公平性を欠く放送を放送局が繰り返したと総務大臣が最終的に判断した場合、放送法4条違反を理由に、電波法76条に基づいて電波停止を命じる可能性に言及しました。
そのような中、政権に苦言を呈することも辞さない3人の報道番組キャスターが3月末にそろって降板するということもありました。
日本の報道メディアが直面している現在の危機を、日本を熟知しているジャーナリストが語ります。

【講師紹介】マーティン・ファクラー氏(Martin Fackler)
アメリカ人ジャーナリスト。1966年生。
1996年から ブルームバーグ東京駐在員。
その後、AP通信に移り、ニューヨーク、東京、北京、上海で活動。
2005年 ニューヨークタイムズ東京駐在員。
2009年2月から2015年7月まで同東京支局長。

著書:
『「本当のこと」を伝えない日本の新聞』(双葉新書)
『安倍政権にひれ伏す日本のメディア』(双葉社)ほか