特区ではじまった“外国人家事労働者の導入”
<外国人問題・連続セミナー>
ニューカマーといわれる外国人が日本に多く訪れる契機となったプラザ合意から30年、現在、217万人もの外国人が
在留しています。一言で「外国人」と言っても、国籍が多様であるばかりでなく、その在留状況にも大きな違いがみられます。
この連続セミナーでは、さまざまな側面を持つ外国人問題について、各分野の代表的な論客を招き、日本における外国人の全体像を、分かりやすく、かつ奥深く学べる機会を提供したいと考えています。
今後は、「難民」「家事労働者」「技能実習生」等について、隔月ペースでセミナーを開催していきたいと思っています。
日時 4月7日(木)18:30~20:30
会場 中央大学駿河台記念館570教室
講師 竹信 三恵子氏
( 和光大学教授、元朝日新聞編集委員兼論説委員)
※事前申込不要・参加費無料
連続セミナー第二弾は、いよいよ動き出した外国人家事労働者の導入について考えます。
これは、安倍政権肝いりの成長戦略の一環であり、「女性の活躍推進、家事支援ニーズへの対応」として、国家戦略特区(大阪府、神奈川県)において試行的に認められたものだ。家事労働は個人家庭という密室で行われるため、国際的にも虐待等の人権侵害を受けやすいことから、ILO(国際労働機関)は家事労働者条約(189号)を定めている。
今回は、海外で家事労働者を雇った経験もあり、岩波新書『家事労働ハラスメント』の著者でもある元朝日新聞記者の竹信さんから、新たな制度の問題点について鋭く切り込んでいただきます。
皆さまのご参加をお待ちしています。
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