概要

  • 日時 7月14日(木) 18:30~20:30(18:00より受付開始)
  • 会場 中央大学駿河台記念館570教室
  • 講師 品川潤(退去強制処分取消訴訟弁護団長)他弁護団メンバー
  • コメンテーター 丹野清人(首都大学東京 都市教養学部教授)

※参加費無料、申込不要

開催にあたって

およそ16年にわたり適法に在留してきた日系ブラジル人男性が、覚せい剤取締法違反被告事件で執行猶予付き有罪判決が確定したことから、退去強制令書発付処分を受けました。

しかし、この男性は性同一性障害という性的マイノリティー (LGBT)であり、日常は女性として生活しています。本国ブラジルでは、LGBTに対する偏見や迫害など人権侵害が常態化しており、強制送還されれば生命に危険が及ぶ可能性があります。しかし在留特別許可は認められず、その後の取消訴訟でも、裁判所はその実態を直視することなく請求を棄却しました。

退去強制手続においてLGBTの人権をどう護るべきか。その実情と論点をご報告し、残された課題について検討します。