7月16日(土)開催の例会と共に、7月2日(土)、30日(土)に講演会・シンポジウムを開催いたします。
いずれも事前申込不要参加費無料です。皆さまのご参加お待ちしています。

チラシを見る(PDF)

◆ 攻めて守る表現の自由 ~『表現の不自由展 東京2022』を開催して

日時:2022年7月2日(土)14:00~15:30(開場13:30)
会場:専修大学 神田キャンパス731教室 (7号館3階)
   (東京都千代田区神田神保町3―8)
基調講演:岩崎貞明さん(メディア総合研究所事務局長・放送レポート編集長・ 表現の不自由展東京実行委員会共同代表)
聞き手:山田健太(専修大学教授、JCLU理事)

名古屋で開催された国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」における展示中止事件から3年、JCLU ではその直後に、「あいちトリエンナーレ、その後」と題し、表現の自由の観点から10 回にわたる連続講演会を開催し、主催者、キュレーター、研究者などを招き、議論を重ねました。さらにコロナ禍の中、焦点となった「表現の不自由展」実⾏委員会は、海外での巡回展に続き、東京・名古屋・⼤阪で展示会を企画しましたが、東京の回は抗議⾏動によって延期を余儀なくされ、本年に⼊って国⽴市の公共施設でようやく実現しました。今回は、展示を実⾏するために法的⼿段はじめ妨害⾏為に対抗し、いかにして表現の自由を守り抜いたかについて、その最前線に⽴ち運営されてきた岩崎さんからたっぷりお話を伺います。それはまた、私たち一人ひとりが、いま何をすべきなのかを考えるための機会でもあります。

◆戦争報道の価値と難しさ~ウクライナ取材・報道を通じて考える

日時:2022年7月30日(土)14:00~15:30(開場13:30)
会場: 専修大学神田キャンパス731教室(7号館3階)
パネリスト:綿井健陽さん(ジャーナリスト/アジアプレス)
      須賀川拓さん(TBS中東支局長)
      山田健太(専修大学教授、JCLU理事:進行役) 

危険地取材について日本は必ずしも好意的な国ではありません。政府は、戦争・戦闘状態になるとすぐに避難勧告を発し、一般市⺠だけでなく報道機関に対しても退避を求めます。そして、万が一、戦闘に巻き込まれたりすると自⼰責任であるとして突き放したり、帰国後にパスポートを取り上げ、海外取材に⾏くことを物理的に妨害することを厭いません。残念ながら社会全体も、そうした空気感が定着していて、ジャーナリストが現場に⾏くことの必要性や価値について、必ずしも理解があるとは⾔えません。そうした中で⼤⼿メディア(放送・通信・新聞)も一般に、戦地に⾏くことを忌避する傾向が強いなか、果敢にチャレンジしている社の1 つがTBSで、当日は現地特派員をお招きします。ただし、今回のロシア・ウクライナ戦争においても、最前線に⽴つことが多かったのはフリーのジャーナリストたちでした。そのおひとりして、現場からTwitter等での速報を送り、放送、誌面でも積極的に発信を続ける綿井さんをお招きしました。一⽅で、今回の戦争は、市⺠発の動画やメッセージが現場から数多く発信されたり、侵攻される側に多くのジャーナリストが⼊って取材するという珍しい状況も起きました。いま戦争報道はどう変わりつつあるのか、何がジャーナリスト自身、そして社会に求められているのかをみなさんと一緒に考えます。

特記事項

当日の講演を録画、録音することはご遠慮願います。
・新型コロナウイルス感染症対策のため、会場では不織布マスクの着用をお願いいたします。また発熱等、体調の悪い方は当日の参加はご遠慮願います。
・会場にて講演会に参加された方のお名前、連絡先は、本講演開催後1か月間当会にて保管し、参加者内で新型コロナの感染または濃厚接触の可能性が判明した場合に参加者へのご連絡、保健所への提供等の目的で利用いたします。
・開催日当日のお問い合わせは対応できない場合がございます。予めご了承ください。

お問い合わせ

【主催】専修⼤学ジャーナリズム学科・現代ジャーナリズム研究機構
【お問い合わせ】専修⼤学ジャーナリズム学科山田研究室
FAX:044-911-1287
メールアドレス:senshu.journalism (a) gmail.com
※(a)を@に直してメール送信してください。